メニュー

チョコレートを食べている女子高生はニキビができやすいのか?

[2019.01.21]

名古屋市昭和区のいりなか駅前皮膚科ビューティクリニックでは重症のニキビ・ニキビ跡の治療を実施しております。お悩みの方は下記のページも併せてご覧ください▼  若い女の子が大好きなチョコレート。高校生の頃は女子高だったのでみんなが食べていたことを思い出します。

午前中の授業の合間に一口、ランチの後に一口、体育の授業の後に一口、夕方部活が始まる前に一口。こんな人も珍しくなかったと思います。

チョコレートは太るとかニキビができるとか言われながらもみんな大好きで、バレンタインの時期になると手作りのチョコレートの交換会が行われていました。

ではチョコレートがニキビの原因になるのか?

なるとも言えるし、ならないとも言えます。

正しくはチョコレートを食べなければならない状態がニキビを作りやすい状態なのです。

この記事を読んでいただければその機序がわかるとともに対応策に気づけると思います。

甘いものが欲しくなる時、体の中ではイライラホルモンが出ている

チョコレートが食べたくなる時って、血糖値が下がっている時です。

血糖値が下がると脳に栄養がいかないから頭が働かないので勉強するときには甘いものを食べた方が良いという話を聞いたことがあると思います。これも一理はある話です。

血糖値が下がっているときは、脳への影響が出ないようにイライラホルモンを出して血糖値を上げようとします。

イライラホルモンとはアドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールです。この3つのホルモンはストレス状態から体を守るときに出る大切なホルモンですが、同時に皮脂の分泌を促す作用があります。

血糖値が下がっている時にイライラホルモンを出して皮脂の分泌が促進されニキビができやすい状態になってしまっているのです。血糖値が下がっている状態、すなわちお腹がすいているときにイライラするのは誰でも感じたことがあると思います。

低血糖状態を作らないためには

血糖値が下がっている状態=低血糖ですが、この状態であるとニキビができやすくなるという話でした。

では低血糖状態を作らないようにするにはどうしたら良いでしょう。

そう、お腹がすいている状態をなるべく作らないようにした方が良いのです。

高校生は体の成長が激しく代謝も活発なはずです。すぐにお腹がすくのは健康な証拠。それを放置せずに食事を摂れば良いのです。

お腹がすく前に食事を摂る、これを実践すると1日に5~6回食事を摂ることになります。それは食べすぎでは?と思うでしょう。そんなことはありません。

通常の食事の間の間食は量を減らして良いですよ。少しだけ具たくさんのおにぎりを食べたり、お弁当のおかずを余分に持って行ったりしたら良いのです。

それくらい食べても栄養がなかなか満たされないのが高校生。

特にニキビができやすい方は消化力が弱いことが多いので、一回に食べる量は少な目にした方が良いことが多いです。

チョコレートの悪影響はニキビだけじゃない

お腹がすかないようにするなら、そこでおにぎりではなくチョコを食べても良いのでは?とチョコ好きのあなたは思ったことでしょう。

それはうまくいかないのです。

空腹時にチョコレートを食べると急速に血糖値が上がり、それに反応して血糖値を下げるインスリンというホルモンがでます。そうなると反応性の低血糖と言って、またすぐに低血糖になってしまうのです。低血糖を避けるために食べたものでまた低血糖を招いてしまうという悪循環に陥り、血糖値の乱高下が続くとイライラホルモンが何度も出て非常に不安定な状態になります。そうするとニキビができやすいだけでなく、肩こりや不眠の原因にもなります。

だから間食として食べるものが重要です。まずはおかずの一部やおにぎりなど栄養のあるものを食べましょう。糖質だけに偏らないものを食べた方が良いです。

チョコレート大好きな女子高生は、チョコレートをやめて栄養のある間食をすることでニキビができにくくなるという話でした。是非お母さまにも協力してもらって実践してみてください。

チョコレート自体が悪者なのではなく、低血糖状態が悪者ということでした。チョコレートをどうしても食べたい場合は食後にほんの一口ならニキビに対しての悪影響は少ないと思います。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME