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院内ブログ

ワセリンはニキビに効果がある?ワセリンはニキビを悪化させる可能性も(2022.05.23更新)

ニキビの対処法として、ワセリンをニキビに塗るという人がまれにいます。

しかし、ワセリンはニキビの治療薬ではありません。

それどころか、ワセリンはニキビを悪化させる可能性があるのです。

もしインターネット上で「ワセリンはニキビに効く」といった情報を鵜呑みにしてしまっているなら注意してください。

今回は、ワセリンの効果について解説します。

 

ワセリンの効果とは

ワセリンは、主に肌の保湿・保護の効果があります。

肌の表面に油膜を作り、肌内部からの水分の蒸発を防ぎ、ホコリや花粉などの外部刺激から肌を守るものです。

保湿・保護効果が高いので、手や顔の保湿、化粧下地やリップクリームとして使う人も多いでしょう。

しかし、ワセリンには薬効成分は含まれません。

殺菌効果や消炎効果もないため、ニキビの治療薬にはならないのです。

 

ワセリンで改善されるニキビ

ワセリンは直接的にニキビを治療する商品ではありません。

しかし、肌の乾燥が原因のニキビには、多少の効果が期待できます。

ニキビの原因の一つは、肌のターンオーバーの乱れです。

肌が乾燥すると、ターンオーバーが正常に行われずに、古い角質が毛穴を塞ぐことがあります。

その結果、毛穴に詰まった皮脂が炎症を起こし、ニキビとなってしまうのです。

ワセリンを塗ることで、皮膚の内側からの水分蒸発を防ぎ、肌が乾燥するのを阻止し、ターンオーバーを正常化させる可能性があります。

ターンオーバーが正常化することにより、ニキビが治ったと感じる場合があります。

 

「ワセリンでニキビが治った」は本当?

インターネット上の一部では「ワセリンでニキビが治った」という情報もあります。

しかし、ワセリンにニキビを治す効果はありません。

実際にニキビが治っている場合、以下の可能性があります。

  • ニキビではなく湿疹
  • ワセリンにより外部刺激に触れなくなった

その他にも何かしらの可能性は考えられますが、あくまで「ワセリンがニキビを治した」のではなく「ワセリンの保護する性質により回復を助けた」と考えてください。

人によっては、その効果が顕著に出るかもしれませんが、基本的にはワセリンでニキビは治らないと考えた方が良いでしょう。

 

ニキビにワセリンは要注意

ニキビにワセリンを塗ると、ニキビを悪化させてしまう可能性があります。

とくに、注意するべき点は、以下の2つです。

  • ワセリンの不純物
  • ワセリンによるアクネ菌の増殖

以下でそれぞれの注意点について解説します。

 

ワセリンの不純物によるニキビの悪化

ワセリンによっては、肌の赤みやかゆみを生じさせる場合があります。

基本的には副作用は起こりにくいですが、不純物が混じっている場合、拒否反応を起こしてしまうのです。

とくにニキビができているときは、肌は刺激を受けやすい状態になっています。

そのため、精製度の低いワセリンでは、肌の状態の悪化、ニキビの悪化につながってしまうのです。

 

ワセリンによるアクネ菌の増殖

炎症を起こしている赤ニキビには、ワセリンは逆効果になります。

なぜなら、ワセリンを塗ると、アクネ菌を増殖させてしまうからです。

アクネ菌は、空気の少ないところで増殖する性質があるので、ワセリンを塗ってしまうとアクネ菌の増殖を手助けする形になります。

結果として、ニキビを悪化させ、新たなニキビの原因にもなってしまうのです。

 

ニキビ対策としてのワセリン活用方法

ワセリンは直接ニキビに効果がないどころか、悪化させてしまう可能性があります。

しかし、ワセリンを少量使ったニキビの対策ならば可能です。

  • マスクニキビや肌荒れ対策
  • 乾燥対策

上記の2つの使い方であれば、ワセリンを使ってみるのも良いでしょう。

それぞれの方法について解説します。

 

マスクニキビや肌荒れ対策

昨今手放せなくなったマスクですが、マスクは肌との摩擦によって肌荒れの原因となります。

マスクをつけたり外したり、ズレ直しをすると、肌との摩擦が生じてしまい、肌のバリア機能が壊れやすくなり、ニキビや肌荒れの原因となるのです。

マスクとの摩擦を軽減するために、ワセリンが使えます。

使い方は、ワセリンをマスクがこすれる部分に塗っておくだけです。

ワセリンではなく、ガーゼを挟んだりベビーパウダーを塗っても摩擦を防げます。

 

乾燥対策

ワセリンは、肌の保護・保湿に効果的です。

そのため、ニキビができる前の乾燥肌には使用しても良いでしょう。

乾燥はニキビができる原因となるので、ニキビを作らないための保湿としては効果を感じられます。

あくまでニキビができた後ではなく、ニキビをできにくくするための対策として使用してください。

 

まとめ

ワセリンは、保湿・保護効果はあるものの、ニキビ治療効果はありません。

場合によってはニキビを悪化させてしまうので、ニキビにワセリンは使用しないことをおすすめします。

ニキビ対策であれば、ワセリンよりもニキビ対策に効果的な、普段から使用する化粧品を変えた方が良いでしょう。

また、症状の進行しているニキビに関しては、皮膚科にご相談ください。

 

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文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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