ニキビを潰しちゃダメは嘘?
名古屋市昭和区のいりなか駅前皮膚科ビューティクリニックでは重症のニキビ・ニキビ跡の治療を実施しております。お悩みの方は下記のページも併せてご覧ください▼ ニキビを潰しても良いのか、よくないのか?
膿をもったニキビが出来ると、ついつい潰したくなりますよね。
しかし、「ニキビを潰さないで!」という情報も多く、悩んでいる方もいらっしゃると思います。
ニキビは潰していいのか・良くないのか
美容皮膚科医が、医学の視点からお伝えさせて頂きます。
まず、結論からお伝えすると
「ニキビは条件付きで潰してもいい」という事実です。
膿をもったニキビは正しく潰せば、治りが早くなります。
しかし、皮膚科医の視点からからみると、
気を付けなければいけない重要なポイントがあります。
それは、「ニキビは自分で潰してはいけない」ということです。
なぜならば、自分で潰すことは、ニキビの治りが遅くなったり、
ニキビ跡などのさらなるトラブルを引き起こす原因になってしまうからです。
そこで今回は「潰したらダメだと言われる理由」と
「潰すならどうしたらいいの」の2点を押さえてお伝えしていきます。
潰したらダメだと言われる理由は3つ
膿が出きらない
みなさんが自分で膿を出すときには、爪やピンセットをつかって出すことが多いのではないでしょうか?
しかし、特別な道具を使わずに潰しても、膿ができらず残ってしまいます。
せっかく膿を出しても出しきっていなければ、結局ニキビは治らないので二度手間になってします。
つぶすことで炎症性物質が広がってしまう
実は直すつもりが、つぶすことで炎症物質を回りに広げてしまうことになってしまいます。
またその刺激でさらに炎症物質がたくさん出ることになります。
特に真皮という皮膚の深いところまで広がってしまうとクレーターなどのニキビ跡になりやすくなります。
爪などの刺激
つぶすときに爪やピンセットなどを使うと思いますが、爪などの刺激により周りの皮膚を傷つけてしまうことがあります。
そのことでニキビだけでなく、周りの皮膚も含めてニキビ跡になり、大きな跡になってしまいます。
以上の三つの理由から、自分でニキビを潰すという行為がニキビを正しく直すことには繋がらないのです。
私たち美容皮膚科医はこうした理由から、個人でニキビを潰すことを強く勧めません。
ニキビを潰すならどうしたらいいのか?
自分でニキビを潰すのはおすすめしませんが、膿を持ったニキビは正しく潰せば直りが早くなります。
その為、正しい潰し方が必要になります。
先ほど挙げたトラブルを起こさないためには、自分で潰さずに皮膚科に行って潰してもらいましょう。
そして、大切なのはニキビの状態に合わせた適切な治療をプロから判断してもらうことです。
「ニキビ跡が残らないために」潰すべきなのか、お薬で治すべきなのか、
それとも他の方法があるのかを判断してもらうためにプロの皮膚科医に判断してもらうのが一番良いです。
そして皮膚科医が必要であると判断すれば、皮膚科で潰してもらうのです。
それでも、なかなか皮膚科へ行けない人もいると思います。
確実に潰してもいい膿をもったニキビだなと思った場合は
こちらの動画で正しいニキビのつぶし方を上げているので参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=Xq9dlLRI0-M
まとめ
正しい知識を知って、ニキビ跡を残すことなく短期間でニキビを治していきましょう。
間違ったケアでトラブルを起こさないよう、皮膚科で適切な判断をしてもらってください。