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ニキビ跡は市販薬で改善できる?仕組みから考える選び方

[2022.01.26]

ニキビ跡の改善には、クリニックでの施術をおすすめしますが、市販薬でも効果がないわけではありません。

しかし「ニキビ」の市販薬はあっても「ニキビ跡」の市販薬は少ないです。

そこで、どのような市販薬がニキビ跡改善につながるのか、改善の仕組みや選び方を解説します。

 

ニキビ跡の改善は肌のターンオーバーが重要

ニキビ跡は、正常なターンオーバーができないために残ってしまいます。

健康な肌の場合、一定のサイクルで肌が生まれ変わるターンオーバーが正常に行われている状態です。

しかし、一度ニキビができてしまった肌は、正常にターンオーバーが行われず、古い角質が残ったりメラニンの分解や排除がされなかったりして、色素沈着やクレーターという形で残ってしまいます。

つまり、肌のターンオーバーを促進してあげれば、ニキビ跡の改善につながるのです。

 

ターンオーバーとは

ターンオーバーとは、簡潔に言と、皮膚の生まれ変わりです。

皮膚組織は、上から表皮・真皮・皮下組織の3つで構成されています。

ターンオーバー正常に行われていると、皮膚組織の一番上の表皮が生まれ変わり、以下のことが起こります。

  1. 表皮の一番下の層「基底層」で生まれる「基底細胞」が細胞分裂を起こし、角質細胞になる
  2. 一定期間が経過して、古い角質細胞が剥がれおちる

ニキビ跡への効果はもちろん、ターンオーバーは綺麗な肌を維持するために、とても重要なサイクルです。

 

市販薬で改善できるニキビ跡は赤み・色素沈着

 

ニキビ跡は「赤み・色素沈着・クレーター状」の3種類があります。

3種類のなかで、市販薬で改善や予防に期待できるのは、赤みや色素沈着のみです。

赤みや色素沈着のニキビ跡は、飲み薬や塗り薬で改善する可能性はありますが、クレーター状のニキビ跡に関しては、医療機関での塗り薬やレーザー治療など、専門的な治療が必要となります。

クレーター状のニキビ跡を改善したい人は、一度ご相談ください。

名古屋市いりなかでのニキビ跡治療に関してはコチラ

 

ニキビ跡におすすめなのは塗り薬

ニキビ跡改善の薬は、塗り薬や飲み薬などがありますが、おすすめは塗り薬です。

ヘパリン類似物質やビタミンC誘導体が含まれている塗り薬を選んでください。

ヘパリン類似物質は、血行を促進して、肌のターンオーバーを促す働きがあり、ビタミンC誘導体は、メラニン形成を防ぎます。

どちらも赤みや色素沈着のニキビ跡に対して、効果的な成分です。

 

ニキビ跡におすすめな市販薬「アットノン」

有効成分 L-アスコルビン酸/2-グルコシド/ヘパリン類似物質/グリチルリチン酸ジカリウム/トコフェロール酢酸エステル/イソプロピルメチルフェノール
塗布回数 1日2回
タイプ ジェル
使用年齢 13歳以上

市販薬でニキビ跡の改善におすすめなのは「アットノン」。

ターンオーバーを促進する市販薬は他にも多くありますが、しみやそばかす対策をメインとしているものがほとんどで「ニキビ跡」と記載されている商品はほとんどありません。

そのなかで「アットノン」は「ニキビケアジェル」と記載されてる、数少ない市販薬です。

ビタミンC誘導体・ヘパリン類似物質・GK2、3つの有効成分で、ニキビ跡の肌のケアを行います。

ニキビ自体を防ぐ効果もあるので、繰り返しニキビになりやすい人にもおすすめです。

 

ビタミン剤も合わせて飲みましょう

ニキビやニキビ跡の予防には、ビタミンの補充も行いましょう。

ビタミンB2はニキビの原因となる皮脂の分泌をコントロールし、ビタミンB6は皮膚炎の予防効果があります。

普段の食事でビタミンを補えているのであれば、あえてビタミン剤を飲む必要はありません。

しかし、生活が不規則であったり、食事のバランスが整っていなかったりする場合は、ビタミン剤で補充してください。

 

まとめ

ニキビ跡は、市販薬で改善できる可能性があります。

また、赤みや色素沈着であれば、数年経過すると自然に治る場合もあります。

しかし、クレーター状のニキビ跡に関しては、効果のある市販薬もなければ自然に治癒もしません。

クレーター状のニキビ跡で悩んでいるなら、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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