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40代におすすめ!シミ対策に効果的なトラネキサム酸の飲み方

[2023.03.29]

40代のシミ対策として、どのような対策を行っているでしょうか。

多くの人は、日焼け止めなどで対策しているかと思います。

日焼け止めももちろんシミ対策として有効ですが、その他のシミ対策として、トラネキサム酸があります。

今回は、トラネキサム酸の効果や飲み方などについて解説するので、ぜひシミ対策の参考にしてください。

 

トラネキサム酸はシミに効果的

トラネキサム酸は、医学的に肝斑やシミに効果があると示されている内服薬です。

シミに対して効果のある内服薬やサプリメントの中で、最も多くのエビデンスがあります。

トラネキサム酸には、抗プラスミン作用と呼ばれる出血を止めたり・アレルギーを抑えたりする作用の他、紫外線を浴びたときにシミをつくる指令を出すケラチノサイトという細胞の働きをブロックする効果もあります。

これまでの研究でシミや肝斑に対しての有効性が認められているので、ほとんどの人が効果を実感できるでしょう。

 

トラネキサム酸の適切な飲み方

トラネキサム酸の飲み方について解説します。

トラネキサム酸は副作用の少ない比較的安全な薬で、量を守って飲む分には問題がでることは少ないです。

以下で、トラネキサム酸の「適切な量」「飲む期間」「安全性」について解説します。

 

トラネキサム酸の適切な量

トラネキサム酸の適切な量について、一概にどの位とは言い切れませんが、ほとんどの研究では1日に500mgで研究されています。

そのため、ベースは500mgと考えて良いでしょう。

多くの量を飲むと効果が早くなるという見解もありますが、一方で2カ月後には同程度の改善だったという報告もあります。

飲み続けていれば量に関係なく効果は感じられるので、量を増やすというよりも、500mgをベースにしてしっかり飲み続けた方が良いでしょう。

 

トラネキサム酸の安全性

トラネキサム酸の副作用はほとんどありません。

一部「胃腸の調子が悪くなった」「生理の回数が減った」というような副作用が確認されていますが、このような副作用が起きるケースは少ないです。

ただし、一点気を付けておきたいのが「血栓症」。

血栓症とは血液が血管の中で固まって起こる症状で、脳梗塞や心筋梗塞も血栓症の一つです。

血栓ができた経験のある方は、トラネキサム酸を服用できません。

また、ピルを内服している方も、血栓のリスクが上がるために、トラネキサム酸の服用はできません。

トラネキサム酸の副作用については、以下の記事でも解説しているので、不安な方は参考にしてください。

トラネキサム酸内服の副作用は?安全性は高い?

 

トラネキサム酸を飲む期間

トラネキサム酸を飲む期間については、一致する意見や研究がありません。

一部の研究では2年続けて飲んでも副作用が出なかったという報告があります。

さらに、50年飲み続けても問題なかったという研究報告もあります。

ただし、大規模研究として示されているものは2年程度までです。

とはいえ、重篤な副作用の報告もないので基礎疾患のない方は飲んでいても良いでしょう。

 

トラネキサム酸内服薬に関するQ&A

トラネキサム酸内服薬に関するよくある質問について解説します。

トラネキサム酸は、処方される薬以外にも、市販の薬や塗り薬もあるため、以下のような部分が気になるのではないでしょうか。

  • 市販のトラネキサム酸内服薬でも効果はある?
  • 塗り薬と内服薬とではどちらの方が効果がある?

以下で、それぞれの疑問について解説していきます。

 

市販のトラネキサム酸内服薬でも効果はある?

トラネキサム酸は、風邪薬にも配合されている成分で、市販薬にも配合されています。

例えば、ドラッグストアでよく見かける「コルゲンコーワ」「ぺラックT」などにもトラネキサム酸は配合されているのです。

しかし、当然ならがこれらの薬は、風邪の症状を抑える薬であり、シミ改善目的の薬ではありません。

そのため、シミ改善目的での内服は避けてください。

肝斑に対してよく使われる市販薬では、トランシーノⅡが有名です。

トランシーノⅡは、トラネキサム酸が750mg配合されているので、シミや肝斑に効果はあると言えます。

しかし、注意事項として「内服は2カ月まで」との記載があるので、必ず守ってください。

 

塗り薬と内服薬とではどちらの方が効果がある?

塗り薬と内服薬では、どちらが優れているとは言い切れません。

その人の体質によっても、合っているものは異なります。

効果の面では内服薬の方が効きますが、内服薬は副作用の懸念もあるので、体質によっては塗り薬の方が合っている人もいます。

どちらの方が合っているかわからない場合は、一度医師に相談してください。

 

まとめ

トラネキサム酸内服薬は、肝斑やシミ対策としておすすめです。

安全性も高く、効果についてもエビデンスが多くあるので、肝斑やシミに悩んでいる人はぜひ試してみてください。

ただし、使用する人の体質によって、合う・合わないがあるので、ご自身の判断で市販薬を使うのではなく、一度医師に相談しましょう。

当院では、1カ月1200円で処方していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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