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ニキビ治療と抗生剤

[2021.06.28]

今回は、抗生剤でのニキビ治療について解説します。

 

 

ニキビに対して、抗生剤を長期的に使うのは
最新の治療法ではありません。

 

 

これをきっかけに、抗生剤に対する見方を
変えて頂くきっかけになればと思います。

 

 

 

ニキビ治療の歴史

まず、ニキビ改善に効果のある抗生剤には

「塗り薬」と「飲み薬」があります。

 

 

日本のニキビ治療は世界から遅れをとっていたので、

しばらく前までは「ニキビ治療」といえば

抗生剤を飲んだり、塗ったりするのが一般的でした。

 

 

しかし、今では

◎エピデュオゲル

◎ディフェリンゲル

といった効果のある塗り薬が開発され、

皮膚科でも処方されるようになりました。

 

 

これによって、ニキビ治療は大きく変わりました。

 

 

 

上記でご紹介した2つの治療薬をまとめて

レチノイド類と言いますが、

炎症を起こしているニキビには、

抗生剤とレチノイド類を合わせて使う治療が

一般的になりました。

 

 

 

 

抗生剤の長期使用による問題点

抗生剤を長期的に使うと、

効かなくなってくる、ニキビ菌が増えるという問題があります。

 

 

それと同時に、飲み薬の抗生剤を長期的に飲んでいると

肺炎などの呼吸器系感染症や関節炎といった

他の感染症になりやすくなるということが分かりました。

 

 

実際ニキビは慢性疾患なので、

治療が長期的になることがあります。

ニキビ治療をしているはずが、

他の病気になりやすくなるのです。

 

 

 

 

現在の抗生剤の使い方

とはいえ、抗生剤の塗り薬と飲み薬は

ニキビに対して効果があることは間違いありません。

 

 

では、実際にどう使っていけばよいのかという

ポイントを3つお伝えします。

 

 

①塗り薬の抗生剤は、レチノイド類と合わせて使用すること

 

合わせて使用することで相乗効果があり

短い治療期間で高い効果を出すことが出来ます。

塗り薬の抗生剤を使う際は、レチノイド類と併用して

短期間で使用していきます。

 

 

②飲み薬の抗生剤を使う時は重症のニキビの方、

 他の治療で効果がなかった場合に限り使用すること

 

飲み薬の抗生剤は、長期的に飲むことで

副作用が強く出ます。

その為、使用する場合は他の治療で

効果がなかった場合のみ使用します。

 

 

③塗り薬、飲み薬、どちらの抗生剤も使用する際は、

 最小限の期間で終わりにすること

 

抗生剤を資料する際の国際的な基準は、

長くても3,4ヶ月以内にとどめることが推奨されています。

 

 

以上のポイントを守って使用すれば

効果的に抗生剤によってニキビを治療することが出来ます。

 

 

 

 

まとめ

抗生剤のみでニキビを治療するリスクが

分かって頂けたのではないでしょうか。

 

 

 

抗生剤は上手く使用すれば、

ニキビに対して効果的なのは間違いありません。

しかし、特に飲み薬の抗生剤を

なにも知らずに長く飲み続けるのは避けてください。

 

 

 

患者様のなかには、

「抗生剤を飲むと良くなるから、もっと出してください」

と仰る方もいます。

 

 

 

しかし、

しっかりリスクを把握し、必要な場合は正しく使うことが重要です。

 

ニキビに苦しむ方はぜひ参考になさってください。

 

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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