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カフェインはニキビの原因になる|カフェインの影響から摂取を控える際の注意点まで解説

[2022.10.13]

コーヒーがニキビの原因になると聞いたことはありませんか?

実際は、コーヒーそのものではなく、コーヒーに含まれるカフェインがニキビの原因となるのです。

今回は、カフェインが原因でニキビができる理由について解説します。

毎日コーヒーを飲んでいる人や、その他カフェインの含まれるものを摂取している人は、ぜひ参考にしてください。

 

カフェインが原因でニキビができる理由

カフェインが原因でニキビができる理由は、主に以下の3つです。

  • ミネラルを排出してしまう
  • 胃酸分泌が増える
  • 生活リズムが乱れる

また、コーヒーに入れるミルク類もニキビができる原因になります。

それぞれがどのように作用してしまうのか、以下で詳しく解説します。

 

利尿作用が働いてミネラルを排出してしまう

カフェインは、肌の健康維持に欠かせない成分を阻害してしまう作用があります。

カルシウムやマグネシウム、亜鉛やカリウムなどのミネラルの吸収を阻害してしまうのです。

さらに、カフェインを摂取すると利尿作用が働き、尿とともにビタミンやミネラルを排出してしまいます。

これらの肌に必要な栄養分が不足することで、ニキビの原因となるのです。

 

胃酸分泌が増える

カフェインは、胃の機能を低下させてしまうため、ニキビの原因になります。

これは、カフェインが胃酸の分泌を活性化するからです。

カフェインの作用で胃酸過多になると、胃が荒れてしまい、胃の機能が低下します。

胃の機能が低下すると、全身に栄養が巡りにくくなるために、肌荒れやニキビの原因となるのです。

 

覚醒作用によって生活リズムが乱れる

ニキビの原因の一つは、生活リズムの乱れ。

カフェインは覚醒作用があるため、睡眠不足などの生活リズムの乱れが生じやすいです。

生活リズムが乱れた結果、ニキビの原因となります。

 

コーヒーに入れるミルク類にも注意

コーヒーの場合は、ミルク類にも注意してください。

コーヒーに加えるようなミルクは、加工したものを使用しています。

加工したミルクは、体に悪影響を与える「トランス脂肪酸」を含めた多くの添加物が使用されており、これがニキビの原因となってしまうのです。

トランス脂肪酸や添加物は体内で代謝されにくく、毒素となって残ってしまいます。

加工ミルクは缶コーヒーにも多く含まれている傾向にあるので、注意してください。

 

カフェインは肌荒れの原因にもなる

カフェインは、ニキビの他にも、さまざまな肌荒れの原因になります。

とくにニキビで悩まされていない方でも、カフェインの摂取で以下のような症状が出る可能性があるので、注意してください。

  • メラニンの拡散
  • 肌の乾燥

なぜこれらの症状が出てしまうのか、以下で解説します。

 

メラニンの拡散

カフェインを過剰摂取してしまうと、肌にくすみやシミが生じます。

これは、カフェインがメラニンを拡散させてしまう働きがあるからです。

コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」はメラニンを抑制する働きがあるので、適量であれば肌に良い影響を与えます。

しかし、過剰摂取は肌荒れの原因となるので、あくまで適量を意識してください。

 

利尿作用の働きによる水分不足

カフェインの利尿作用は、肌の乾燥の原因になります。

利尿作用によって毒素を排出するのは良いことですが、体内の水分量を減らす原因になってしまうからです。

普段からトイレが近い人や肌が乾燥しがちな人は、カフェインの摂取を控えましょう。

 

カフェイン摂取をやめる際の注意点

日常的にカフェインを摂取しているのであれば、摂取をやめる際にも注意をしてください。

急にカフェインの摂取をやめてしまうと「カフェイン離脱」の症状になる可能性があるからです。

カフェイン離脱症状とは、突然カフェインの摂取をやめた際に現れる不快な症状。

カフェイン離脱症状について理解した上で、少しずつカフェインを抑えていくようにしましょう。

以下では、カフェイン離脱について、詳しく解説します。

 

カフェインの離脱症状に注意

カフェインの離脱症状には、以下のようなものがあります。

  • 頭痛
  • 疲労感
  • 眠気
  • 不快感
  • 抑うつ
  • 集中できない
  • 吐き気

とくに多いのは頭痛です。

カフェインに依存している人は、カフェイン不足による慢性的な頭痛に悩まされるケースも少なくありません(多くの場合カフェインの摂取で軽減される)。

 

カフェイン摂取をやめる際は徐々に減量

カフェインの摂取をやめる際は、突然やめるのではなく、徐々に減量していきましょう。

徐々に減量することで、離脱症状は軽減していきます。

たとえば、1日3本の缶コーヒーを飲んでいたなら1日2本で1週間待つ。

今度は1日2本から1日1本、次は2日に1本……といったように減らしていくと、離脱症状を防げます。

お肌のためにはカフェイン摂取を控えた方が良いですが、離脱症状とも上手く付き合いながら減量していきましょう。

 

まとめ

お肌のために、カフェインの摂取は避けましょう。

ただし、適量であれば美肌効果も得られるので、たしなむ程度の量であれば問題ありません。

問題なのは、過剰摂取です。

リモートワークが増えた昨今では、パソコンの前でコーヒーを飲む時間も増えているのではないでしょうか。

「最近肌の調子が悪い」と感じているなら、カフェインが原因かもしれません。

少しでも心当たりがあるなら、カフェインを抑えた生活を心がけてください。

 

名古屋市昭和区のニキビ治療なら当院で

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

 

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