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お餅はニキビを悪化させる!お餅とニキビの関係性

[2022.12.28]

お正月の時期には、やはり多くの家庭でお餅を食べると思いますが、お餅によってニキビが悪化する可能性があるとご存じですか?

もし「毎年お正月にニキビができる」と悩んでいるなら、その原因はお餅にあるかもしれません。

そこで今回は「お餅とニキビの関係性」について解説していきます。

また、お餅だけではなく、年末年始の過ごし方が影響している可能性もあります。

年末年始にニキビができやすい人は、以下の記事も参考にしてください。

年末年始は肌荒れに要注意!肌荒れしやすい理由や予防方法

 

お餅に含まれるアミロペクチンがニキビを悪化させる

お餅がニキビに悪影響を及ぼす原因は、お米の原料であるもち米にあります。

もち米には「アミロペクチン」というでんぷんが含まれており、これがニキビを悪化させる原因です。

それなら「お米もニキビを悪化させるのではないか?」と思う人もいるかもしれませんが、ニキビに悪影響なのはアミロペクチンであり、お米自体ではありません。

お米には「アミロース」と呼ばれるでんぷんも含まれているので、アミロースについても以下で解説します。

 

アミロペクチンがニキビの原因となる作用

アミロペクチンは、ニキビの原因となる2つの作用があります。

  • 血糖値を上げる
  • 膿ができやすくなる

2つの作用によって、ニキビができやすくなってしまいます。

さらに、出来始めの小さいニキビの炎症を悪化させてしまう働きもあるのです。

 

高アミロース米はニキビに良い

上記で解説したように、お餅がニキビを悪化させる原因は「アミロペクチン」というでんぷんです。

お米のなかでも、もち米にはアミロペクチンが豊富に含まれています。

対して、アミロペクチンの少ない「高アミロース米」というお米もあります。

高アミロース米(例えばササニシキ)でニキビが改善したケースもあるので、毎日食べるお米を変えてみるのも、ニキビ改善に効果があるかもしれません。

 

お餅がニキビ悪化に繋がる理由

お餅がニキビ悪化に繋がる主な理由は「アミロペクチン」ですが、その他にも2つの理由があります。

  • 消化されにくい
  • 皮膚の表面に熱を持ってしまう

それぞれの理由について、以下で詳しく解説します。

 

消化されにくい

お餅は、消化されにくい食べ物です。

消化されにくい食べ物は、胃腸に負担をかけてしまうために、ニキビの原因となります。

胃腸とニキビの関係性については、以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。

ニキビの原因が胃の不調だった?

 

皮膚の表面に熱を持ってしまう

お餅は、皮膚の表面に熱を持たせてしまう食べ物です。

皮膚が熱せられることで、ニキビができやすくなったり、小さいニキビが炎症を起こしやすくなったりします。

これはお餅の特性なので、防ぎようがありません。

 

お餅は食べ過ぎなければメリットもある

お餅はのニキビに悪影響を及ぼしますが、決してデメリットばかりではありません。

お餅を食べることによるメリットもあります。

以下でメリットについて解説するので、ぜひお餅を悪だと決めつけず、ある程度の量は楽しみながら召し上がってくださいね。

 

噛むことによる美肌効果

お餅は、噛む回数が自然と増えるので、小顔効果に期待できます。

噛む回数が増えれば増えるほど、頬や顎の筋肉が刺激されるからです。

小顔効果の他、頬のたるみやシワへの効果も期待できます。

あくまで「噛む」ことがメリットに繋がるので、すぐに飲みこむような食べ方はしないでくださいね。

 

腹持ちが良いため食べ過ぎ防止効果になる

お餅は、消化されにくいというデメリットはありますが、その分腹持ちは良いです。

噛む回数も増えるので、満腹中枢も刺激されるでしょう。

お正月は、食べすぎが原因で肌荒れに繋がってしまう場合もあります。

食べすぎを防止するためにも、あえてお餅を食べてみるという選択肢も、良いかもしれません。

 

おすすめのお餅の食べ方

お餅と一重に言っても、お餅にはさまざまな食べ方があります。

なかでも、健康に良いおすすめの食べ方として、4つを紹介します。

  • きな粉餅
  • 小豆
  • 納豆
  • 大根おろし

なぜそれぞれの食べ方が健康に良いのか、栄養成分などを合わせて解説します。

 

きな粉餅

きな粉には、人間に必要な栄養素が多く含まれています。

元々が大豆なので、栄養成分が豊富です。

具体的には、たんぱく質やナトリウム、食物繊維や大豆イソフラボンなど。

栄養価の高いきな粉とお餅を合わせれば、高い健康効果に期待できます。

 

小豆

お正月に遊び過ぎている人は、小豆とお餅を合わせましょう。

小豆には、疲労回復効果のあるビタミンB1が含まれているからです。

炭水化物を多く含んだお餅と小豆のビタミンB1で、体力増強効果に期待できます。

年末年始休みで疲れを感じたときには、小豆と一緒にお餅を食べてみてください。

 

納豆

納豆でお餅を食べる人は少ないかもしれませんが、納豆は健康効果が高いので、おすすめです。

納豆には、納豆菌やたんぱく質、食物繊維などが含まれています。

さらに、腸内環境を整え、免疫力を上げる効果にも期待できます。

お餅だけでは胃腸に悪い影響を及ぼす可能性があるので、ぜひ納豆と一緒に食べてみてください。

 

大根おろし

お餅による胃もたれを改善するためには、大根おろしがおすすめです。

大根おろしに含まれているアミラーゼという成分が、消化吸収を促してくれます。

とくにお餅を食べすぎてしまっている場合には、大根おろしのような消化を促すものと合わせた方が良いです。

 

まとめ

年末年始は一気にお餅を食べるタイミングが多くなりますが、食べすぎには注意してください。

お餅はニキビを悪化させる可能性があり、胃腸にも負担をかけてしまいます。

お餅に限ったことではありませんが、食べすぎはほどほどにしましょう。

ぜひ、健康やお肌に注意しながらお正月を満喫してください。

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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