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背中ニキビの対策と治療方法|保険適用・自費治療

[2023.07.20]

夏になって肌を出す機会が増え、体ニキビの相談が増えています。

特に背中は水着になるときにも気になりますよね。

そこで今回は、背中ニキビの治療法・塗り薬をまとめます。

 

背中ニキビの原因は?

背中ニキビの主な原因は、以下の5つです。

  • 皮脂
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • ストレス
  • 肌の乾燥

基本的には、顔にニキビができる原因と大きく変わりません。

しかし、背中ニキビは、そもそもニキビではなく真菌(カビ)である可能性があります。

もし真菌(カビ)が原因である場合は治療方法が異なりので、不安な場合は一度皮膚科で診てもらいましょう。

 

背中ニキビも痕になる

ニキビ痕というと顔に残るケースをイメージしてしまいやすいですが、背中ニキビも痕になります。

インターネット調査によると、背中ニキビが痕になってしまった人は、1,503名中29%もいるそうです。

さらに、胸元のニキビが痕になってしまった人は22%います。

痕が残ると露出の多いドレスや水着を着るのにとまどうようになってしまうので、痕にならないように早めの対処が必要です。

 

背中ニキビの対策

背中ニキビをできないようにするには、常に清潔にすることとバランスのとれた生活を守ってください。

具体的な対策は、以下の4つです。

  • 汗をシャワーで洗い流す
  • 背中をゴシゴシ洗わない
  • 栄養バランスを考えた食事
  • ストレスや睡眠不足に注意

いずれも日常生活で意識していれば対策できるので、ぜひ実践してみてください。

 

汗をシャワーで洗い流す

夏場は背中にも汗を沢山かいてしまうので、しっかりと洗い流しましょう。

汗が残ったままになると、雑菌が繁殖してニキビの原因になります。

そのため、外出から帰宅した際には、まず先にシャワーに入る癖をつけましょう。

どうしてもシャワーに入れない場合は、清潔なハンカチやタオルで優しく拭き取ってください。

 

背中をゴシゴシ洗わない

背中を洗う際には、ゴシゴシ強くこすらないようにしてください。

強くこすってしまうと刺激となってしまい、ニキビを悪化させる原因になります。

背中を清潔にするのは良いことですが、反対に悪化させてしまっては本末転倒です。

優しく洗い流す程度にして、タオルでゴシゴシ洗うのは避けましょう。

 

栄養バランスを考えた食事

顔のニキビも同様ですが、偏った食生活はターンオーバーを乱す原因です。

ターンオーバーが乱れると、毛穴が詰まりやすくなってニキビとなってしまいます。

夏場は食欲が出ず、バランスを意識した食生活を行うのが難しいかもしれませんが、できるだけ偏った食事にならないように気を付けましょう。

 

ストレスや睡眠不足に注意

ストレスや睡眠不足は肌の免疫力を低下させる原因です。

肌の免疫力が下がるとアクネ菌が増殖しやすくなるので、できるだけストレスを溜めない生活を心がけてください。

とくに学生は、夏休みで夜中まで起きるなど睡眠不足になりやすいので、注意しましょう。

 

皮膚科で行う背中ニキビの治療

背中ニキビができてしまっている人は、できるだけ早い段階で皮膚科の治療を受けましょう。

ニキビが原因で着たい服を着れなかったり、悪化してニキビ痕になったりする可能性があるためです。

以下では、皮膚科で行う治療を4つ紹介しますので、ぜひ一度相談してください。

 

外用薬【保険適用】

保険適用のニキビ治療では、塗り薬が基本です。

症状によって異なりますが、基本的に以下の3つから処方します。

  • 外用抗菌薬…細菌の増殖を抑える
  • ベピオゲル…細菌の増殖を抑える・毛穴のつまり改善
  • サリチル酸…細菌の繁殖を抑える・毛穴のつまり改善

 

内服薬【保険適用】

保険適用のニキビ内服薬としては、抗生剤の処方が一般的です。

抗生剤の処方はあまり長期には難しいので、悪化した時に一時的に内服する程度にしてください。

内服薬については、以下の記事でも解説していますので参考にしてください。

飲み薬でニキビは改善できる?市販の飲み薬と処方薬どちらを選ぶべき?

 

ケミカルピーリング【自費治療】

自費治療では、ケミカルピーリングをおすすめしています。

ピーリングは、軽度のニキビから軽度のニキビ痕の改善まで期待できます。

ニキビのほか、シミやくすみなどの改善効果にも期待できるので、肌トラブルでお悩みの方はピーリングをご検討ください。

 

イソトレチノイン【自費治療】

当院で最もおすすめしているのが、内服薬のイソトレチノインです。

イソトレチノインはビタミンA誘導体の内服薬で、中度以上のニキビへの効果が期待できます。

通常、顔であれば2か月で効果が出てくるのですが、背中だと効果が出るまでに3か月かかるのでじっくり待っていてください。

また、イソトレチノインについては、以下の記事でも具体的に解説しているので参考にしてください。

ニキビの内服薬、イソトレチノインについて

美容皮膚科医師がニキビ治療にイソトレチノインを飲んでみた体験談

 

まとめ

背中ニキビは、オシャレをしたい女性にとって大きなデメリットになります。

とくに夏の時期で背中が開いたような服や水着を着られないのは残念な気持ちになりますよね。

そうならないためにも、日常生活でできる対策や早い治療を行ってください。

当院でもニキビ治療を行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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