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プロテインとニキビの関係性|乾燥肌には効果はあるがニキビには悪影響

[2022.03.24]

体を鍛えている人の多くは、プロテインを飲んでいるのではないでしょうか。

もちろん、プロテインは体を鍛える上で効果的です。

また、近年では、ダイエットのためにプロテインを飲んでいる女性も多いのではないでしょうか。

しかし、プロテインは、ニキビの原因となる恐れがあります。

そこで今回は、プロテインとニキビの関係性や肌への影響について解説します。

現在プロテインを習慣的に飲んでいる人は、参考にしてください。

 

プロテインは乾燥肌に効果的

まずは、プロテインと肌の関係性について解説します。

プロテインはニキビの原因となる恐れはありますが、必ずしも肌に悪い影響を与えるわけではありません。

プロテインは、乾燥肌に効果が出やすいのです。

理由としては、プロテインに含まれるたんぱく質が関係しています。

たんぱく質は、筋肉・骨・血管・内蔵・皮膚・髪の毛の材料となり、たんぱく質が不足すると、肌にも影響が出てしまうのです。

とくに肌を守る表面の角質層にある保湿をする成分は、たんぱく質を元に作られたアミノ酸からできているので、たんぱく質が不足すると、乾燥肌になりやすくなります。

こちらの動画でも解説しています↓↓

乾燥肌に効果的なプロテイン

プロテインの選び方に関しては、とくにこだわらず、手に入りやすいものが良いです。

ただし、プロテインはニキビができやすくなるため、あくまでたんぱく質量が足りない人にとって、補うための一つの解決策と考えておきましょう。

その上で、一番筋肉がつきやすいのは、ホエイプロテインです。

もしホエイプロテインでニキビができてしまう場合は、ソイプロテインを試してみましょう。

一番避けるべきは、カゼインプロテインです。

カゼインプロテインは、腹持ちが良いのですが、消化不良を起こしやすく、胃腸の弱い日本人にはおすすめできません。

また、習慣的にプロテインを飲む場合は、添加物に気を付けてください。

合成香料・乳化剤・人工甘味料がなるべく入っていないものを選びましょう。

とくに人工甘味料は身体に悪いものが多いため、避けてください。

 

プロテインでニキビができる?

プロテインでニキビができてしまうのは、消化能力が関係しています。

消化能力の強い人であれば、プロテインを飲んでもニキビはできません。

ただし、飲みすぎてしまったり1回に飲む量が多かったり、一日に何回も飲んでしまったりしていると、消化不良になりやすいです。

そのため、もしプロテインを飲んでニキビができてしまったという人は、以下の2つを試してみてください。

  • プロテインをやめてみる
  • プロテインの量を減らす

いずれかの方法で、プロテインによるニキビは改善されるでしょう。

 

ニキビになりやすいプロテインの種類

ニキビ対策として、プロテインの種類も重要です。

ニキビに一番良くないのは、ホエイプロテイン。

乾燥肌の対策としてホエイプロテインは効果的ですが、ニキビができやすくなるという側面もあるのです。

また、プロテインの量を減らせばニキビができにくくなると解説しましたが、ホエイプロテインの場合、1日に20~30gでもニキビができてしまう場合があります。

そのため、ホエイプロテインに代わるプロテインとして、ソイプロテインやライスプロテイン、アミノ酸を選ぶと良いです。

アミノ酸であれば、まず消化不良になることはありません。

 

人工甘味料は避ける

プロテインにしてもアミノ酸にしても、人工甘味料が入っていないものを選んでください。

プロテインやアミノ酸の多くには、飲みやすくするために人工甘味料が入っています。

そのため、人工甘味料が炎症を引き起こして、ニキビの原因になる場合があります。

 

ホエイプロテインによるホルモンもニキビに関係しているかも

牛乳とニキビの関係性に関しては、ホルモンによる影響があります。

牛乳(乳タンパク質)を飲むと、以下の2種類のホルモンが分泌されます。

  • インスリン……血糖値を下げるためのホルモン
  • IGF-1……子どもの体を成長させるホルモン・大人の体を大きくするホルモン

ホエイプロテインは、プロテイン自体が筋肉の材料となるアミノ酸の供給源であるだけではなく、IGF-1が分泌されるから筋肉が育ちやすいのです。

しかし、インスリンもIGF-1も、ニキビができやすい原因になります。

インスリンとIGF-1が分泌されると、細胞のなかで指令が出て、その指令によって、以下の症状が発生してしまうためです。

  • アンドロゲン受容体の活性化が起こる
  • 面皰の形成が起こる
  • 皮脂の生成が増える
  • 毛包の炎症が起きる

牛乳に含まれる乳タンパク質がこのホルモンに影響しているようですが、

ホエイプロテインは牛乳から精製されたものなので関係しているかもしれません。

そのため、ニキビに悩んでいる場合は、ホエイプロテインは避けた方が良いです。

実際にホエイプロテインをやめていただくとニキビが治ることはよくあります。

それは単に量の問題かもしれませんし、ホエイの成分の何かがホルモン的に反応しているのかもしれません。

筋肉をつける目的であればホエイプロテインをやめてみて、

卵や鶏肉のような低脂肪で高タンパク質の食材を摂取することをおすすめします。

 

まとめ

プロテインによるニキビや肌への影響の多くは、腸内環境が影響しています。

乾燥肌の場合であれば、プロテインを効かせるために腸内環境が良くなければいけません。

腸内環境が良く、消化能力が強ければ、筋トレの補助に少し飲む程度は大丈夫だと考えます。

腸内環境を整えるには、食物繊維や発酵食品がおすすめです。

プロテインは量を考えるとともに、腸内環境も見直してみてくださいね。

 

名古屋市昭和区のニキビ跡治療なら当院で

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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