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顎ニキビを克服するための4つの習慣|日常生活でニキビ改善

[2022.04.15]

ニキビを改善するには、日々の習慣が大事です。

薬などを用いて治療する方法もありますが、まずは習慣を改善してみましょう。

そこで今回は、顎ニキビを克服するための習慣について解説します。

 

顎ニキビの原因

顎ニキビの原因は、胃の不調や腸の消化不良、ストレスが大きく関わってきます。

つまり、それらを解決すれば、顎ニキビはできにくくなるのです。

そのため、日々の食生活はもちろん、ストレスを感じない生活を心がけると良いでしょう。

さらに、顎に特有のニキビができやすい理由について、以下で解説します。

 

顎は乾燥しやすい

顎は汗線が少ない部分です。

汗をかけないということは、角層に潤いを与えられないということでもあります。

そのため、顎は乾燥しやすいのです。

しかし、一方で顎は皮脂腺が多いのも特徴。

乾燥をカバーするために皮脂を分泌させようとしてしまうため、毛穴づまりが起きやすくなり、ニキビの原因となってしまいます。

 

刺激を受けやすい

顎は、いたる部位から刺激を受けやすい部分のため、ニキビの原因となります。

たとえば頬杖をついたり、マフラーやマスクをつけたり、何かと触れてしまいやすいです。

また、男性の場合は髭剃りがニキビの原因となる場合もあります。

さらに、顎は紫外線から守りにくい部分でもあるため、炎症や乾燥を起こしやすいのです。

 

マスクによる影響

感染症によって毎日マスクをつけるような昨今の状況では、マスクによる影響も大きいです。

マスクをすると、摩擦によって炎症を起こしたり、蒸れて雑菌が繁殖したりと、ニキビの原因となります。

また、肌が弱い人は、マスクの素材が原因になるケースや、布マスクを洗う際の洗剤が原因となるケースもあります。

マスクが原因でニキビができる場合は、マスクを変えてみたり、外せる環境ではマスクを外したりと、風通しが良い環境を心がけましょう。

 

皮脂の詰まりは大きな原因

顎にニキビができる大きな原因の一つとして、皮膚の詰まりがあります。

皮膚の詰まりが起きやすいのは、顎周辺に皮脂腺が多くあるため、皮膚の水分不足を補おうとするからです。

皮脂分泌が過剰になると、毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、ニキビができてしまうのです。

顎周辺はニキビの症状が悪化しやすい場所でもあるので、一度ニキビができると治りづらいです。

 

生理前はニキビになりやすい

顎ニキビができる原因には、ホルモンバランスも関係しています。

ホルモンバランスが乱れることで、皮脂分泌が過剰になり、ニキビができやすくなってしまうのです。

生理前に分泌される黄体ホルモンが皮脂分泌を活発にするはたらきを持っているので、生理前にはストレスをためないようにしたり、いつも以上にスキンケアを徹底したりするなど、しっかりとニキビ対策をおこないましょう。

 

顎ニキビ克服の4つの習慣

顎ニキビを克服するためには、4つの習慣を意識しましょう。

  • レモン水を飲む
  • よく噛んで食べる
  • よく寝る
  • ストレスを溜めない

いずれも特別難しいことではありません。

生活のなかに、一工夫加えるだけです。

では、なぜそれぞれの習慣が影響するのか、以下で具体的に解説します。

 

レモン水を飲む

胃の不調が原因になっている場合は、レモン水を飲みましょう。

レモン水は、胃酸を助ける働きがあります。

そのため、胃の負担を軽くできるのです。

普通のお水に、ちょっとレモンの絞り汁を入れるだけで問題ありません。

 

よく噛んでたべる

消化不良が原因のニキビは、よく噛んで食べると良いです。

急いで食事を摂ったり、仕事をしながらやテレビを見ながらの食事だとついつい噛む回数が少なくなりがちです。

食事の時は食事に集中して、一口食べるごとにお箸をおいて味わうようにするとたくさん噛めます。

30回以上噛むことを目標にしましょう。

また、どうしても消化不良になってしまう人には消化酵素のサプリメントもおすすめです。

 

よく寝る

ニキビの改善には、睡眠も大事。

なぜなら、寝ている時間には、胃と腸が動くからです。

睡眠時間が短いと胃と腸の働きが悪くなり、結果として、慢性的な不調がニキビとして出てしまう人がいます。

睡眠時間の理想は、7~8時間。

6時間寝ているから大丈夫と言う方もいらっしゃいますが、6時間では足りていません。

できれば7~8時間の睡眠をとるようにしてください。

 

ストレスを溜めない

ストレスは、ニキビの直接的な原因です。

ストレスによってホルモンバランスが崩れると、ストレスニキビとして出てきてしまいます。

そのため、日ごろからストレスを溜めないような生活を心がけてください。

しかし「ストレスを溜めない生活」にするにはどうするべきか悩んでしまう人もいるでしょう。

基本的には「今良い気持ちなのか?悪い気持ちになっているのか?」を感じることが大切です。

楽しい気持ちになったり嬉しい気持ちになったりすることを増やしていけば、自然とストレスがたまりにくくなります。

また、どうしてもストレスを感じてしまう場合は、運動がおすすめです。

軽い運動で気持ちをリセットさせましょう。

 

顎ニキビの特徴については動画でもまとめていますのでぜひごらんください

 

 

ニキビケアの間違ったスキンケア習慣

ニキビケアを行うなかで、間違った習慣を行っている人もいます。

間違った習慣を続けてしまうと、ニキビを悪化させてしまう可能性があるので、注意しましょう。

とくに多くの人が間違っている習慣は、以下の5つです。

  • 肌のこすりすぎ
  • ピーリングのやりすぎ
  • 洗いすぎ
  • 保湿しない
  • 肌断食

それぞれの具体的な内容については、以下の記事で解説しているので、そちらを参考にしてください。

ニキビにやってはいけないスキンケア5選

顎ニキビが悪化してしまうと炎症してニキビ痕になる可能性

顎ニキビは、小さいものであれば気にならない人もいるかもしれません。しかし、そのまま放置してしまうと、悪化する可能性があるため、初期段階で治療しておくべきです。

ここで、ニキビの悪化する流れについて一度解説しておきます。

そもそものにきびは、「コメド」と呼ばれる毛穴の詰まりから始まります。このコメドの状態では、ザラザラとした感覚がある程度で、ポツンと突出しているようないわゆる世間一般でいわれる「ニキビ」の状態ではありません。

しかし、そのまま放置することで、炎症を起こした「赤ニキビ」となり、それが化膿して「黄ニキビ」となっていきます。

これらは、どの部位にできるニキビでも同様で、顎ニキビも放置しておけば、赤ニキビから黄ニキビになります。

さらに黄ニキビから放置すると、凹凸状態のニキビ痕になってしまい、ここまで症状が悪化すると簡単な治療では治りません。

ニキビ痕にさせないためにも、軽度の症状で治療する必要があるのです。

 

美容皮膚科での顎ニキビの治療方法

美容皮膚科でおこなう、主な顎ニキビの治療方法を解説します。

以下で紹介する治療方法は、顎だけではなく、他の部位のニキビの治療にも用いられるので、ニキビで悩んでいる人は参考にしてください。

また、以下で紹介する方法は、あくまで一般的に用いられる治療方法です。

当院で扱っている治療方法については、お問合せください。

美容皮膚科と皮膚科で悩まれる方もいらっしゃると思いますが、それぞれの違いについては以下で解説しています。

ニキビ跡の治療は皮膚科と美容皮膚科どっち?それぞれの診療の違いを解説

 

内服薬・外用薬

内服薬や外用薬を使用して顎ニキビを治療できます。

具体的な薬剤については、ニキビの悪化具合や肌の状態によって異なるので、カウンセリングで判断します。

また、保険診療と自由診療のものがありますので、その点については以下の記事を参考にしてください。

ニキビの内服薬|保険診療と自由診療も含めて

 

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングでは、皮膚にピーリング剤を塗布し、角質細胞間をゆるませたり角質層を剥離させたりすることで角質層を整えて毛穴の詰まりを改善します。

ターンオーバーも促進されるため、ニキビだけではなく、シミやしわの改善にも効果的です。

ピーリングによるニキビ治療の効果については、以下の記事も参考にしてください。

ピーリングによるニキビ治療への効果|ピーリングの種類からデメリットまで解説

 

イオン導入

ニキビ治療の一つとして、イオン導入をおこなっている美容皮膚科もあります。

美容皮膚科では、専用の機器を使って有効成分を肌の奥深くまで届ける治療で、以下の効果に期待できます。

  • ニキビの炎症抑制
  • 皮脂の分泌調整
  • 保湿効果
  • ターンオーバーのサポート

導入液についてはクリニックそれぞれで異なる場合があるので、お近くの医院にお問合せください。

 

レーザー治療

ニキビ治療やニキビ痕の治療として、昨今多くの方が利用しているのが、レーザー治療です。

レーザーの種類によって異なりますが、ニキビ痕やニキビ以外の肌の悩みへの改善効果が期待できます。

ニキビに効果のあるレーザーについては、以下の記事を参考にしてください。

ピコレーザーとは?「ピコトーニング・ピコフラクショナル・ピコスポット」それぞれの違い

ポテンツァとフラクショナルレーザーの違い|ニキビ跡に効果が高いのはどっち?

 

ニキビ圧出

初期のニキビの場合は、美容皮膚科でニキビを潰す治療をおこなえます。

「潰す」と聞くと「自分で潰してしまっても良いのではないか?」と考える人もいるかもしれませんが、自分で潰してしまうとニキビ痕になりやすいので、必ず美容皮膚科でおこなってください。

なぜなら、美容皮膚科の「ニキビ圧出」は、単にニキビを潰すのではなく、専用の器具を使って皮脂や膿を取り出す方法だからです。

強い圧迫によるニキビ周辺の肌へのダメージも防げますし、潰した部分からの細菌感染も防げます。

 

まとめ

顎ニキビが気になる方は、毎日の生活を少しだけ変えてみてください。

日常生活を少し変えれば、ニキビの原因から防げます。

常にニキビができてしまう人は、ぜひ今回の記事を参考に、習慣を変えてみましょう。

ただし、大きなニキビになっている場合は、一度治療を行った方が良いかもしれません。

ニキビが改善されない場合や、大きなニキビになっている場合は、一度クリニックに相談してください。

 

 

名古屋市昭和区のニキビ治療なら当院で

 

 

文責 いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック  院長 祖父江 千紗

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