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水虫・爪水虫

水虫・爪水虫は、どんな人でも発症の恐れがある感染症です。

「感染症」と聞くと不安に思う人もいるかもしれませんが、適切な治療をおこなえば治ります。

以下では、水虫・爪水虫の特徴や治療方法について解説します。

名古屋市昭和区で水虫・爪水虫でお悩みの方はいりなか駅1番出口より徒歩1分の皮膚科・美容皮膚科クリニックのいりなか駅前皮フ科ビューティークリニックまでお気軽にご相談ください。

爪水虫は身近な感染症

爪水虫は身近な感染症です。

日本人の10人に1人が罹患していると言われています。

具体的な原因は、白癬菌という水虫菌が爪に感染することです。

足水虫と同じカビの仲間が原因となり、足ではなく爪に感染することで爪水虫が発生します。

 

爪水虫・水虫になりやすい人

爪水虫は、年齢や性別を問わず誰でもかかる可能性がある感染症です。

これは、白癬菌が環境や個人の状態に応じて感染するためです。

傾向としては、30~40歳代以降で患者数が増加し、年齢とともに上昇します。

さらに、家族に水虫患者がいる場合や、糖尿病・高血圧の方は特になりやすい傾向があります。

 

爪水虫と水虫の関係性

爪水虫は、多くの場合、足水虫を適切に治療しなかったことが原因で発症します。

足水虫を放置したり、治療を途中で中断したりすることで、菌が爪に移行します。

実際、足水虫患者の約半数が爪水虫を併発しているとされています。

そのため、再発防止のためには足水虫と爪水虫の両方を同時に治療することが重要です。

 

爪水虫の検査

爪水虫の診断は、爪から採取した検体に白癬菌が存在するかどうかで行われます。

目視だけでは確実な診断ができないためです。

具体的には、爪の症状のある部分を削り取り、その爪を顕微鏡で観察します。

結果はほぼ当日に出ます。

培養検査という方法もありますが、こちらは結果が出るまでに数日から1週間かかります。

 

爪水虫の症状

爪水虫の症状について「初期症状」「症状が悪化した場合」の2つに分けて解説します。

悪化している場合に当てはまるのであれば、すぐに皮膚科を受診しましょう。

ただし、初期症状も放置して良いわけではありません。悪化する前に治療をしてください。

 

初期症状

爪水虫の初期症状では、爪の一部が白色や黄色に変色します。

最初は爪の一部分だけが変色し、徐々にその範囲が広がっていきます。

また、爪が厚くなる症状も現れます。

爪には神経がないため、初期段階では痛みやかゆみなどの自覚症状はありません。

 

症状が悪化した場合

爪水虫の症状が悪化すると、爪の変色が進行し、爪自体がもろくなります。

爪の色は茶色や黒色に変わり、厚くなった爪が脆くなってボロボロと崩れたり、一部がはがれたりします。

さらに、感染は他の爪にも広がります。

重症化すると、変形した爪が皮膚に食い込み、歩行困難や転倒などのリスクが高くなります。

 

爪水虫・水虫の治療方法

爪水虫・水虫の治療方法について解説します。

いずれも同じ白癬菌が原因ですが、具体的な治療内容は異なります。

 

爪水虫の治療方法

爪水虫の治療には「のみ薬」と「ぬり薬」がありますが、ガイドラインでは「のみ薬」が原則とされています。

ただし、のみ薬以外を使用してはいけないわけではありません。

日本皮膚科学会皮膚真菌症診療ガイドライン』では、爪白癬にたいしては内服が推奨度A、外用は推奨度Bとされています。

ですので、通常はガイドラインに沿って内服薬が第一選択とされ、何らかの理由で内服できない場合に外用薬が選択されます。

なお、それぞれの効果については、以下のとおりです。

  • のみ薬…有効成分が血液により爪まで運ばれて、皮膚や爪の内側から効果を発揮
  • ぬり薬…爪の表面にぬることで、有効成分や白癬菌のいる爪の中や爪床まで浸透し、効果を発揮

症状などによって方法は異なるので、まずは皮膚科を受診しましょう。

 

水虫の治療方法

水虫の治療は、基本的に抗真菌薬の塗り薬を使用します。

白癬菌を直接攻撃し、効果的に症状を改善できます。

治療期間は一般的に4週間以上で、症状が改善しても医師の指示通り継続することが重要です。

市販薬では「ブテナフィン」「テルビナフィン」などが一般的成分ですが、妊婦の場合は「オキシコナゾール」「ミコナゾール」を推奨します。

完治させないと爪水虫に進行する可能性があるため、継続的な治療を行いましょう。

かぶれてしまうと通常の抗真菌剤ではなくステロイド薬で対処しなければなりません。

細菌感染がある場合は抗生物質を使用することもあります。

「市販薬を継続しても改善されない、薬の選び方がわからない、悪化している場合」は、皮膚科を受診してください。

 

治療中の注意事項

爪水虫の治療では、医師の指示に従い完治まで継続してください。

見た目が改善しても白癬菌が残存している可能性があるため、新しい健康な爪に生え変わり、菌が完全に除去されるまで治療を続ける必要があります。

また、治療後も再発防止のため、足の衛生管理を徹底しましょう。

たとえば、足を丁寧に洗う、公共施設使用後に足を洗う、靴を毎日交換するなどの習慣を徹底してください。

水虫の場合は、自己流の治療は避けてください。

悪化の可能性があります。

また、家族内感染を防ぐため、足拭きマットや靴の共用を避け、除菌を徹底してください。

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